【音楽】pixiv APOLLO(A-05) 大反省会・今後について
真面目に音楽をやることとそれのための資金について。
音楽の配信体制について考えてみる
Twitterが無くなったらどうするか
すっかり情報インフラとして定着したTwitterですが、身売りのうわさもあり、場合によっては宣伝のプラットフォームを変えなければいけないかもしれません。
そうしたときに、何を軸に考えていくか、というのも検討課題としてあがってきます。
音楽を売るにも、宣伝する場所が必要だ、Twitterが無くなったらどうする、という話です。
音楽で収益化する、というのは難しい
先日(11/18~20)行われた『pixiv APOLLO』、自信作をひっさげて、オリジナルは500円、アレンジはフリーダウンロードで挑みました。
その結果、見事に大爆死しました!
いや、正しくは、アレンジアルバムは推定4名の方にダウンロードいただいていたようなので、一定の成果はあったのですが、オリジナルはさっぱりで、利益ゼロ。
マイナージャンルの厳しさというのを痛感しました。
まあ、売るために何もしなかったわけではないんです。
本家サイトであるpixivに、宣伝というか、『どんなジャンルか』という説明の画像を用意して宣伝していたのですが、開催期間中はそれをすっかり忘れていたのも悪かったんでしょうね。
でも、少なくともアレンジアルバムで、スカというジャンルに興味を持っていただけた方がいるというのは、きっかけとしては十分だったと思います。
収益化の方法も含めて検討中
さて、じゃあ自分の音楽で利益をあげるためにはどうするか、という話になってきます。
まずは反省点
- より適切な時期(開催直前、開催期間中)に、ジャンルの宣伝を行うべきだった
- そもそも、pixiv APOLLOには、リアルの即売会(例えばM3)のように、宣伝用のペーパーみたいなのを置くスペースがない。リンクを置くべきだった
- ジャズカテゴリのサークル登録数の少なさ(すなわち盛り上がりに欠ける)という点に気づけなかった
- 最終日は取材旅行と被ったため、最後のプッシュが弱かったかもしれない
- 他の作品を聴いて、積極的に盛り上げなかった
反省点を踏まえて、今後の企画について
そもそもイベントなので
といった具合で、ひとまずpixiv APOLLOについては今後の展開も見えてきました。
とはいえ、このイベントは不定期開催(数ヶ月単位)のため、いくらサークル参加費が無料(※)とはいえ、安定した利益を上げられないのが現実です。
(※厳密には、売上額から一定の割合で手数料が取られますが)
この問題を解決するには、恒常的に収益を上げられるサービスが必要になってきています。
確実に趣味として継続していくために
実を言うと、海外向けですでに『BandCamp』という配信サービスで、インスト楽曲の配信を行ってい……るのですが、全くもって売れていません。
マイナージャンルだとは理解してはいるのですが、それにしても全く売れていません。
ボカロの配信も、アレンジの配信も、何か手続きが必要そうで、まだ手を出せていないんですよね。
利益を受けない範囲での配信だと
逆に利益を受けない恒常的な配信では、
- ニコニコ動画(※直接的でないにしろ、クリエイター奨励プログラムというのを利用して回収可能ではあります)
- SoundCloud(販売リンクを載せるのみ、直接の利益は取得不可)
を利用しています。
そういう意味では、収益化はそれほど出来ないにしろ、聴いてもらう機会自体は設けてあります。
しかし、通常の販売よりも利益を得られないという点において、これだけでは十分ではありません。
ソフトの更新にもお金はかかりますから、恒常的に利益を上げられる状況にしなければなりません。
そこで目をつけたサービス『note』
『note』という、クリエイター向けのサービスがあると聞き、先日登録してみました。
→マイページです。
(サウンドオルビスさん、情報提供ありがとうございます。解説記事はこちら)
ざっくり言うと、『記事やコンテンツ(音楽・イラスト)を一部・全体問わず有料化(通常¥100~¥10,000)することが出来る、コンテンツ配信サービス』です。
形式としてはTwitterやブログに近いですが、音楽・イラスト・動画など、さまざまに配信が出来るようです。
また、新聞社系のニュースサイトがやっているような、『ここから先は有料です』というのも出来ますし、最初から有料ということにも出来ます。
(※ただし、一度有料・無料どちらかに決めて配信したものは、逆にはできないそうです)
そこで考えた料金形態・配信コンテンツの種類
- 原曲(初期配信):無料配信、ダウンロード可。SoundCloudと並行配信
- 原曲(リミックス・アップデート版):¥100での有料ダウンロード
- 原曲(MIDI):説明部分無料、MIDIファイルリンク部分¥100円扱いでの有料配信
- ボーカルスコア:無料配信(MIDIと同時配信)
- フルスコア:ファイルリンク部分¥100円扱いでの有料配信(MIDIと同時配信)
- 楽曲のコンセプトについての記事:無料配信
- 楽曲の解釈(ふたりオムニバスシリーズなど):冒頭無料、途中から¥100円での有料配信
- その他込み入った話をする記事:冒頭(概要)無料、途中から¥300円での有料配信(※)
……といった料金体系にしてみようと考えています。
本来、最初からがっつりと有料配信にすべきではないのですが、楽曲そのものは無料として、付加的な情報で収益を上げることに出来ないか、と考えています。
(※そもそも少し見る人を選びそうだな、という記事については、鍵をかける意味で有料配信にしようと考えています)
それから得られた収益でイベントに参加し、次のための利益を上げていこう、という仕組みです。
もちろん、むやみに有料記事・コンテンツをつくるつもりはさらさら無いので、見ている側は気にならないような感じにするつもりです。
特に、Twitterのように短文での投稿も出来るようなので、そういったところで宣伝していければいいなと思います。Twitterからの乗り換えもこれで十分でしょう。
なるべくお金をかけず、最低限の資金で
このような感じで、今後の展開を考えています。
作っていく音楽についても、メインのスカだけでなく、ボカロの配信も進めていきます。
次回の方針
基本的には、先に述べたとおり、『頒布』目的では、ポップスやボカロを中心に据えていきます。
次回のアルバム編成としては、
- ボカロ(ふたりオムニバスシリーズ)アルバム:ポップス
- Solution-Jpop 2 Ska-:スカ(原曲ポップス)
- Solution-Ska vol.3-:スカ
という感じで、APOLLOではカテゴリは「ポップス」で攻めていきたいと思います。
ニコニコ動画での活動として
こちらはしばらく、ボカロ曲(ふたりオムニバスシリーズ)の発表を中心にしていく予定です。
もちろん、スカの曲ができたら、NNIとかにもどんどん投稿していきます。
noteでの活動について
他のサービスをより速報的な位置づけにしつつ、noteで内容の深堀りをした形で、基本無料を中心にはしますが、深い話は有料記事にしていろいろやってみます。
好きな音楽は広まって欲しいですけど、個人的な趣味や思想までは、というのがあったり。
もちろん、作品自体は、それだけである程度成立するような、補足のいらないようなものを作っていきたいですね。
あと、精力的に活動されているサウンドオルビスさん(リンク)のように、ネットラジオ的なのもやっていきたいですね。
SoundCloudでの活動について
どうしても無料で公開できる音源の長さが決まっているので、既に公開した曲についてはどんどんnoteの方に移行していきます。
もちろん、ただコピーするだけではなくて、ちょっと前の音源だと、ミックスが不十分だったのもあるので、アップグレード版としてあげていくつもりです。
アップグレード版なので、有料にはするつもりですが。
Mediumについて
やはりブログの草稿という位置づけはあまり変えずにいこうとおもいます。
ただ、Twitterと違ってちょっと形式ばったところもありますし、noteとは配信できる内容が明らかに異なるので、それらとの相対的な位置づけはなかなか難しいような印象はあります。
とはいえ、小説用アカウントの方は、そういった文章に特化していることを利用できるので、そちらを重視していくかもしれません。
はてなブログについて
ブログですから、最終的な広報、情報の集積という点で続けていこうと思います。
noteもMediumも、マガジン/パブリケーションという単位はあるものの、投稿時期で遡りづらいので、長文にはそれほど向かないイメージもまだあります。
なので、固定用みたいな記事が増えるとは思いますが、その代わり、内容は充実させていきたいと思います。
もちろん、何のブログなのか、という立ち位置もしっかり定めないといけませんね。
まとめ
pixiv APOLLOの大爆死を受けて、色々反省しました。
もちろん、軸がぶれてはいけないと思っているので、これに懲りずにスカは貫いていきます。目標は沼の先住民。
それのための広報活動も、無理の無い範囲で続けていきたいと思います。