【雑記】車椅子の方が航空機を利用することについて、個人的なまとめと提案
いくら格安航空会社とは言っても、追加料金込みでもいいから便利に利用させてもらいたいと思う一方で、事前連絡があれば何か対応できた「かも」しれないのに、それをせずに体を張るのはどうなのかな、という気持ちが半々。
はじめに
バニラ・エア社の車椅子搭乗者の件で興味深い、事業者・利用者双方の意見が同時に見られたので、出来れば先にそれらの記事を読んでいただき、つたないながら自分なりのまとめをしておきたいと思います。
記事
まとめると
それぞれをかいつまんで書くと、大体こうであったと思います。(表現が断定的なのは主張としての書き方ということにさせてください)
- 利用者「障がい者差別解消法(※)もあり、バニラ・エア社はその後ストレッチャーも用意出来たのだから、事業者はいつでも用意できるよう準備すべきである」
- 事業者「航空法や規定、飛行機そのものの都合上、利用者の中に車椅子利用者がいることを把握する必要があるので、利用者があらかじめ通知するべきである」
(※正しい表記は「障害者差別解消法」。本記事では、分かりやすさ重視のため、ひらがな表記とさせていただきます)
個人的な意見
それぞれごもっともな意見であるので、自分はその双方について賛成したいと思います。
しかし、この件の落としどころはなかなか難しいですね。
- 利用者側(車椅子の方)から見て、事前通知に手間がかかったり、場所によって利用できない(帰れない)ことがあり不便である。
- 事業者(特に空港設備側)から見ると、ストレッチャーの用意であったり、専用リフトのチャーターに費用がかかって、その度の手続きが不便である。
新たな仕組みになりそうな気もする
でもこれって、新しい仕組みにもなる、と思うのです。
飛行機予約の際に、申請すると割引がすぐ受けられる、また事業者も設備の手続きがスムーズに行える、そんな仕組み(例えば保険)が出来たらどうでしょうか。
以下、いくつか不備があるかもしれませんが、個人的見解です。
利用者は、障がい者である申請が気兼ねなく行えさえすれば、あとの割引は既に用意されていることも多いはずなので問題はないでしょう。(もちろん無ければぜひ用意してほしいですね)
事業者も、例えばストレッチャーなど障がい者をサポートできる設備を整えるための補助金申請や、専用リフトのチャーターに物理的な不便がなければ、システム連携ですぐにチャーター可能であれば、あとは対応スタッフがいれば問題ないことだと思います。
自分のアイデアに対する完全な自信というのはないので、不備があれば追記していきます。
総括
今回の件は、内容はさておき、良い問題提起にはなったのではないでしょうか。
特に、事業者と利用者双方から意見が出たことで、より問題の難しさを理解できた気がします。
当然、願わくば、すべての人が便利に利用できることが望ましいですが、すぐには難しいですから、少しずつ解決へ向かっていけばよいと思います。