Solution-創作ネタ置き場

個人サークル「Solution」としての音楽と、おまけの小説、あるいは創作全般のあれこれについて。雑談も多め。

【音楽・雑記】 #pixivAPOLLO の参加者としての感想

……と言うほど、他のサークルさんを回り切れていないのが現実ですが。

あ、前回の記事で「オリジナルアルバムが大爆死しました」と書きましたが、1件購入頂きました。ありがとうございます。

但し書き

これはあくまでサークル参加者、かつ一般参加者である者としての、一個人の意見です。
異論も受け付けますが、「こうであるべきだ」と決めつける意図は無いことをご考慮頂ければ幸いです。

追記(12/1)

タチやんさんのブログにて、この記事の紹介を頂きました。
こちらは、本記事内でも触れました、クリエイター目線でのご意見です。
(正直に申し上げると、Togetterまとめ、また本記事作成の時点でも参考にさせて頂いてました)
最後にリンクを置いておきます。

追記(2017/03/20)

これまでの記事をまとめて、第6回へ向けての提案をしております。
urahito-solution.hatenablog.com

反省会(一般参加者編)

まずは、pixiv APOLLO(A-05)、お疲れ様でした!

前回はサークル参加としての反省会、今回は参加者としての反省会。
資金不足というのもあるのですが、欲求を抑えるためもあって、他のサークルさんを見て回っていませんでした。
そのため、ほとんど #pixivAPOLLO タグよりも、 #pixivAPOLLOオススメ タグが頼りだったのですが、これが失敗でした。

ハッシュタグ

何より、このタグがよく見られたのが3日目(最終日)だったということ。
これは、後述する理由からハッシュタグの利用タイミングが遅かったというのがある(※)のですが、一旦さておき。
(※まあ正直、金曜~土曜はボカロ曲のうpで精一杯だったので、積極的にTLだけでもチェックしてなかったのが悪いのですが)

タグごとに利用者が違う(気がした)

まず、 #pixivAPOLLO と #pixivAPOLLOオススメ で、利用者が違ったというのもあるのかなあ、と。
もちろん、積極的な参加者であれば、両方のタグを行き来していたのでしょうけれど、APOLLO公式アカウントさんの宣伝の仕方の関係か(もちろん主観的な見方なので、本当は別の要因があるのでしょうけれど)、個人的にはイメージが定着してしまって、前者はサークル側、後者は参加者側で利用者が分かれてしまっているように見えたんですね。
要するに、自薦用と他薦用に分かれてしまっていたというか。

参加者の分断

もしそう見えてしまうと、
#pixivAPOLLO タグはサークル側しか見てないし、 参加者側は #pixivAPOLLOオススメ タグをチェックしてみれば良いように見えるのでそちらしか見ない可能性もあるので、誘導の仕方というか、ハッシュタグの付け方が悪いというか……。
とにかく、自分のように「サークル参加者である」という意識だけを持っていると、そっちの宣伝ばかりに気が行ってしまい、オススメタグを見に行かない、という現象が他でも起きてたのではないか、と今更ながら思うわけです。(逆もしかり)

しかしながら、「サークル参加者」は、同時に「一般参加者」にもなれたわけで、積極的な人は先に述べたとおり両方のタグを上手く使って、自分の宣伝をしつつ、他人の作品の応援も出来ていたものと考えられます。
つまり、サークル側は同時に一般側にも回らないといけない、という流れがあった気がします。

そもそもAPOLLOのシステムって

と、ここで、ハッシュタグの利用タイミングの問題が出てk……の前に、APOLLOの評価システムについて触れなければなりませんね。
APOLLOでは、作品の評価に「いいね!」を基本とし、(これがページレイアウト上、非常に分かりにくいのですが)「応援する」(ツイート)機能、購入時に「BOOST」(※)と、それに併せてコメントを残し、そのコメントをTwitterに同時投稿出来る、という仕組みになっています。
(※pixiv Boothの、いわゆる「投げ銭」機能。通常の金額に任意の金額を上乗せすることで、サークルを応援する意思を示すことが出来ます)

参加者の基本的な流れ

1~2日目:カテゴリページを聞き流ししながら、気になる作品を「いいね!」でキープする。(「応援する」機能はアルバムの詳細ページに飛ばないと使えません)
3日目(特に終盤):購入。同時にツイートが出来る。

宣伝(特に #pixivAPOLLOオススメ タグでの他薦)という観点を踏まえて、Twitter投稿がされやすい後ろ側のタイミングから見ていきます。

購入時の、コメントのTwitterへの投稿機能

この機能自体は全く問題はないのです。ただ、『購入されるタイミングが3日目に偏ってしまっている』ことが、他薦による宣伝の上での一つのネックになってしまっています。(後述するといった理由の一つです)
このタイミングで、#pixivAPOLLOオススメ タグを利用することが出来るのですが、主に利用されるのが3日目。しかも終了間際(とはいえ数時間単位ですが)の駆け込みも少なくないので、購入意思を持った3日目でその情報を得るタイミングが後ろの方にずれ込むように思えました。

購入時のコメント機能

正直なところ、これ、インタビュー機能と一緒にした方が良いのではないかと思ってます。
むしろ、インタビュー機能と別になっている理由がよく分からないのです。
サンプルを聴いて、コメントで質問して、サークル側がそれに答えて、という形では駄目なんでしょうか。
(利用された覚えが無いのもありますが、)浅学なので、いまいちこの点がピンときていないのです。

購入時のBOOST機能

これはコメントとは別ですし、そもそもBooth側の機能なので関係ないのですが、BOOSTされた回数というのがアルバムの詳細ページやカテゴリページのサムネ上で見られるので、参加者としては重要な指標になります。
しかし、期間がリアルの即売会より長い以上、早い段階でBoostを即決する人はそう多くないのではないか、と考えています。

「応援する」機能(=ツイート機能)

正直、Twitterに投稿出来るのに(これ重要: #pixivAPOLLOオススメ タグを利用出来るのに)、なぜこれを「いいね!」と統合出来ないのか、と思います。
しかも、「いいね!」とは異なり、聞き流ししながら利用出来ない(詳細ページからしか利用出来ない)ことと、数字で表示されない(カテゴリページで表示されない)のが、サイトを利用する側としてはちょっと引っかかるところがあります。
Twitterでは確認出来るので、せめてツイートしたアカウント数が分かれば、一つの指標として有効なのではないかと考えます)
また、先に書いておくと、サイトでの聞き流しから「いいね!」は出来ますが、その時点でツイート出来ないのがネックではないかと考えています。

「いいね!」機能

少なくともこれがTwitter連携で投稿され、「いいね!」されたことがサークル側にDM通知あるいはリプライで来るようになればいいなと思っています。
しかし、サイトのカテゴリページで聞き流ししながら「いいね!」をしても、リストにストックされるだけで、ツイートがされません。(Boothとの連携の都合でしょうか)
これが利用されるのが、恐らく1~2日目なので、ここで同時にツイート出来れば、サークル側としては宣伝(他薦という意味で)になる気がします。

結果どうなるか

先に述べたような、ハッシュタグ間での「分断」が起きる(起きた気がする)

ハッシュタグが2種類あるのも非常にややこしいのですが、少なくともサークル側は #pixivAPOLLO タグを、一般参加者は #pixivAPOLLOオススメ タグを利用しやすいように感じました。(公式がオススメタグを参加者側に薦めているので)
サークル側は前者のタグで宣伝をしますが、口コミで購入を決めたい一般参加者は後者のタグを見ることでしょう。(実際自分はそうでした)
これでは、それぞれのタグが機能しなくなってしまうように感じます。(もし、自薦でもオススメタグを使って良いならば、そうするのですが。あえて戦略として利用すべき?)

#pixivAPOLLOオススメ タグの利用タイミング

「いいね!」のタイミングでオススメタグが利用出来れば良いのですが、それが無くて、詳細ページからしかツイート出来ないので、あとツイートされるタイミングとなると、購入の時点になります。
購入の時点、すなわち、多くが3日目に集中するので、ハッシュタグの利用タイミングも1~2日目ではなく、3日目に多かったように感じました。

そもそもコメント(感想)を書く敷居を感じる

コメントは作者に直接届きます。しかし、リアルの即売会と違って対面で無い以上、お互いの表情を読み取れません。
そして、文字だけでは、対面でありそうな「へえ」「良いですね」といった感嘆表現が使いづらいようにも感じます。
つまり、参加者に「具体的な表現で褒めるべき」という印象を与えてしまっていないか、というネット即売会ゆえの難しさを感じました。
(改善してほしいところ、のアルバム詳細ページへのタグ付けであったり、ツイート機能に関わると思います)

改善してほしいところ

何より「いいね!」の時点でオススメタグツイート出来るようにしてほしい

通販ではなく(いやシステム的には通販ですが)ネット上でリアルタイムで交流できる機会なのだから、他の参加者や作者本人と空間を共有出来る感覚が欲しいのです。
そのためのインタビュー機能なのでしょうけれど、どう利用されているのでしょうか。そもそもコメント機能との違いとは?と感じています。
少なくとも、その交流の場は、サイト上でなくても、Twitter上でも良いのではないでしょうか。

例えば、

サークル『×××』 @Urahito のアルバム『○○○』に「いいね!」しました! (アルバムリンク) #pixivAPOLLOオススメ

という形でツイート出来たらどうでしょう。
システムとしては、Twitterとの連携機能が必要になってきます(※)が、サークル側はTwitterでしか宣伝出来ないので、Twitterに張り付くのではないでしょうか。
そう考えると、リプライを付ける、そうでなくてもハッシュタグが利用される、というのが良いように思います。
(※最低でもログイン&ポップアップウィンドウでツイート)

仮にこれが実装可能でしたら、こういう機能としてみてはどうでしょうか。
・必要なチェックボックス
(操作パネルはサイトのプレイヤーの、スピーカーアイコン(音量)の右側か、「いいね!」ボタンとの間)
①「いいね!」したら同時にTwitter投稿
②ユーザーへのリプライ(@)を付ける
③#pixivAPOLLOオススメ タグを付ける
※ただし、①=false(オフ)なら、②③を無効(enabled=false)にする

いかがでしょうか。①でユーザーはTwitterに流すこと自体を決められて、オススメするなら③のチェックを、サークル側に応援の意思を伝えたいなら②にチェックを入れれば良いのではないでしょうか。(人気の出るサークル側にとってはうっとうしくなるかもしれませんが)
サイトのプレイヤーの、スピーカーアイコン(音量)の横に、歯車ないしTwitterロゴのマークがあって、そこを開くと初期状態では連携の画面が開き、連携直後に開かれる操作パネルのチェックはすべてオフ、①にチェックを入れたら②③にもチェックを入れられるようにする、ではどうでしょうか。
これなら、「いいね!」を押されたときに、③にチェックが入っているだけでオススメになり、②にチェックが入っていれば、サークル側がそれに気づいてそのツイートに返信、あるいはRTで他薦の情報を宣伝できます。

(コメント・インタビュー機能と競合するかもしれませんが、)ぜひ、APOLLO開発の皆様にご一考頂ければと思います。

コメント(インタビュー)の通知機能

現状、コメントが来るのが3日目に集中するのであまり意味はないかもしれませんが、インタビュー機能も同様になれば、あるいは統合されれば、良くなると思います。

一般参加者が付けられるアルバム用タグ

他薦、という意味でもこれはあっても良いとは思いますが、重大なデメリットもあります。
というのも、自由にタグが設定されるようになると、良い印象のタグだけでなく、悪い印象のタグが付けられたり、タグ荒らしに遭ってしまう可能性も否定できません。
そういった意味で、実装には慎重になるべきかもしれません。

(サークル側の)参加カテゴリ内のサークル一覧の通知メール

これはリアルの即売会みたいな空気を作ってしまいそうなので、APOLLOにはそぐわないかな、とは思いますが、サークル側の「一般参加者」としての意識を刺激するには良いのかな、と一応掲げておきます。

まとめ

サイトの仕組み上、サークル側と参加者側で利用するプラットフォームが分かれているように見えたのが気になりました。
それを考えると、交流はTwitterを基軸にした方が(可能であればその状況をサイトからも見えたら)良いように感じました。

まあ、あとは、サークル参加者とはいえ、参加者側にも回って積極的に他薦をしていけば、より盛り上がるように感じました。これは反省点。
そのための仕組みとして、「いいね!」を押しただけでTwitter連携が出来たらなあ、という考えが思い浮かびました。

但し書き

今更ですが、これはあくまでサークル参加者、かつ一般参加者である者としての、一個人の意見です。
異論も受け付けますが、「こうであるべきだ」と決めつける意図は無いことをご考慮頂ければ幸いです。

追記(12/1)

タチやんさんが、クリエイター目線で「クリエイターも、もっとコメントして場を盛り上げよう」という記事を書かれています。
pixivAPOLLOで可視化した、自己愛の化物にも見える参加クリエイターの姿に思うこと | 夕立note.
pixivAPOLLOの参加者として、こういう心構えがあっても良いと思います。