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Solution-創作ネタ置き場

個人サークル「Solution」としての音楽と、おまけの小説、あるいは創作全般のあれこれについて。雑談も多め。

今週のコード進行 12/04号

毎週か隔週かは分かりませんが、とにかく新企画です。
こういう考え方があるんだと思って頂ければ幸い。

12/04号

元々はnoteの企画だったのですが、ブログのコンテンツ強化のため、こちらに移行することにしました。
持っている知識を披露せずしてどうするか、という話になったというのもあります。

さて、今回のコード進行は。
f:id:Urahito:20161204014325p:plain

解析

コードネームを書き起こします。(通常→度数表記)
Key: Fです。

  • Bb6→C7(#5,b9)→FM7→A7(→Dm7)
  • Ⅳ6→Ⅴ7(#5,b9)→ⅠM7→Ⅲ7(→Ⅵm7)

気持ち悪いコード進行ですよね。画像も(理由はあるんですが)気持ち悪いですよね。
最近、aug(オーギュメント:#5のこと)コードにはまってるんです。

クリシェ

このコード進行の何が特徴かと言いますと、クリシェ(※)の多さです。
(※ざっくり言うと、コード(和音)の構成音だけでメロディーラインのように聞こえる流れのことです。以下「ライン」と書きます)

このラインを、3つめの和音であるFM7を軸に書き出してみます。

  1. F→E→F→E
  2. Bb→Bb→A→G
  3. G→G#→A→G
  4. D→Db→C→C#

こう書くと、FM7は単にFでも良いのですが、次のA7と構成音を近づけるため、こうしています。
とにかく、4つのラインが見えるようになりましたか?
特に、1番や3番、4番のような、半音で移るラインというのは、『場面が映る感じ』とか、『落ち着く感じ』(後者を用語で「解決」と言います)を印象づけます。
これが、もしC7(#5,b9)ではなく単にC7だと、1番と2番しかラインが無くなり、解決感が弱くなります。

お詫び

note掲載時点では、トライトーン(#4thの音程)が2つあると書きましたが、C-G#はM3rd(m6th)でした。
訂正してお詫び致します。
(正しくは、C7(#5,b9)→FM7間で、構成音同士が半音の動きを多く取っていることから、解決感が強くなる、といった解釈になります)

伴奏への乗せ方(ヴォイシング

解決感を強く、とは言ったもの、C7(#5,b9)という和音は複雑な和音です。
特に、b9th(Db)とroot(C)はぶつかりやすいので、なるべく離れた音域に置くのが適切です。

ヴォイシング

それを踏まえて、実際の曲に組み込んだ例が次の画像です。

f:id:Urahito:20161204030601p:plain

実際にはベースが5段目と同じフレーズ(オクターブ上)になっています。
1段目(最高音域)に問題のb9thを置くことで、比較的自然に聞こえるかと思います。
4段目(コーラスユニゾン)と5段目(ベースオク上)でも、十分に離れているので問題ありません。

ギターでやる際は、ベースラインを他に任せて、C7(#5,b9)をE6(b5)/Cなどとしても良いと思います。

といった感じで

今回の題材はボカロオリジナル曲『雨降れば』のサビ前から抜粋してお送りしました。
今後も、曲を作る中で気づいたコード進行があれば、なるべく紹介して行きたいと思います。
それでは、また。


いつでもこれからが勝負だもんな。