Solution-創作ネタ置き場

個人サークル「Solution」としての音楽と、おまけの小説、あるいは創作全般のあれこれについて。雑談も多め。

【雑記】片付けられない電子書籍派が考える本屋の生存戦略

サウンドオルビス @soundorbis さんのブログ記事を受けて、
片づけが苦手すぎて紙の本が買えない自分なりに、リアル本屋の存在について考えてみました。

(追記:ついでに紙媒体について考えた記事)
urahito-solution.hatenablog.com

実は行きつけの本屋さんがある

現在の仕事柄、色んな駅の、周りの本屋を見に行くのですが、ビジネス街が多いのでビジネス書が目立ちがち。
その中で、漫画好きにとってここは!というところがあったのでこっそりご紹介。
「あゆみBOOKS」という本屋さん。チェーン展開しているようです。(最初に見つけたところはGoogleMaps上では閉業してしまったようで残念……あまり信じてませんが)

この、あゆみBOOKSさん、コミックの取り揃えの幅が非常に広いのです。
場合によってはフロアの半分近くがコミックで占められるほど。

そのため、新しい面白いシリーズは無いか、と思ったらここに向かうようにしています。
しかし、本を積んでも片付けるのが苦手な自分は、決まって電子書籍で買ってしまいます。
もちろん、資格や楽器関連の本もありますので、それは実際に買うことも多いです。

本屋さんの取り揃えというのは、本屋さんのお薦めでもあるので、好みが合うと行きつけになりますね。

そんな電子書籍派の自分が考える本屋の生存戦略

koboはやってるのに、何でKindleでは見かけない? 電子書籍カード戦略

サウンドオルビスさんの記事を読み解けば分かることですが、出版社と本屋の間には取次がいます。いわゆる卸問屋です。
その一方で、kobo楽天が積極的に本屋に電子書籍カードを販売しています。

もし、取次が紙の本を流通させているなら、電子書籍カードを流通させてはだめなんだろうか、と思うのです。
当然、これだけでは印刷会社をまるっきり無視した内容なので、ベストな案とは言えないでしょう。
しかし、電子書籍カードも、印刷業者がカードを製作すれば、(紙の本と比べたら利益は少ないでしょうけれど)流通経路としては残る形になります。

デメリットもありますが、そこで提案

ただ、電子書籍カードにすると、立ち読みが出来なくなってしまうんですよね……。
そこで苦し紛れの提案ではありますが、試し読み用の冊子がおいてあることがありますよね。これを電子書籍カードの棚に置くことは出来ないでしょうか。
表紙買いをすることもありますが、やはり試し読みとして立ち読み用の冊子は置いてほしいところ。

あるいは、立ち読み用の冊子が本棚に並び、それを手にとってレジカウンターへ持っていき、それを購入するとKindle等の引き換えコードやメールでのリンクが送信されてくる、というのはいかがでしょう。
このあたりはアプリというよりWebサービスが主導して規格統一し、登録者にメール送信という形で引き換えリンクが送信されるといいですね。

○○に強い本屋、という戦略

これは、とある楽器店の、ヴァイオリン専門店、管楽器専門店、という店舗展開を参考にしました。
普通の本屋ですと、雑誌のほかにビジネス書、コミックス、技術書……と幅広いですね。
しかし、○○に強い本屋、というのはめったに見かけない気がします。自分はコミックス専門の本屋をしっていますが、1店舗のみですね。

分野にもよるかも知れませんが、雑誌専門の本屋、資格書籍コーナーの強い本屋、という何かに特化した本屋というのも見てみたい気がします。
たとえば地域に根ざした売り方として、ビジネス街なら漫画雑誌、ビジネス書に特化した売り出し方、住宅街なら児童向け雑誌や女性誌。

デメリット:大規模展開には当然向かない

もちろん極端な売り方をするなら、店舗は極力小規模でもよいかもしれません。

ただ、資格とビジネス書、というように複数組み合わせることで、ターゲット層に合わせた店舗展開が出来るような気がします。
ここまでに挙げた書籍というのは、まだ紙の本でも需要がありますからね。

まとめ

以上、個人的に考えてみた本屋の生存戦略でした。
デメリットも考えた上で、代替案も提示してみましたが、いかがでしょうか。
自分だったら、電子書籍カードでの売り出しはしてほしいと思っています。
Amazonがどう出るか、個人的には気になっています。